梅光学院高等学校同窓会
2012年03月20日

2006年 丸山校舎訪問

2006年8月11日、暑い最中、高27の同期と懐かしい丸山校舎を訪問させていただきました。これはその折の記録です。

 

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待ち合わせは10時30分、正門前ということになっていましたが、外は暑いからという先生のご配慮で、正面玄関を入ったところに変更されました。正門から本館に通じる坂道はつい最近整備され、車が楽にすれ違えるほどの広さになっています。バスで来たのは東京組だけで、他は車で颯爽とやって来ます。なるほど、これなら道を広げる必要がありますね。坂のすぐ下にあった民家はなくなり、今は駐車場になっています。

 

 

玄関で待っていてくださった梶間先生にそれぞれ挨拶をしてから応接室に入ります。久しぶりに再会した面々は懐かしさのあまり大はしゃぎで、校長先生がいらしたのにも気づかずおしゃべりを続けていました。今回、校内見学を許可してくださった田中校長にまずはご挨拶をと気を遣われた梶間先生は、早く着席するよう、しきりに促されたのですが、なかなか言うことをきかない元生徒にやきもきされたそうです。

 

どんなに時が流れても、会えば女学生に戻ってしまう学生時代の仲間です。昔なら先生に「早く座り!」と一喝されたところですが、生活指導で特に厳しかった先生もさすがにそれは遠慮なさったようです。

 

田中校長は、壇ノ浦を描いた絵画「DANNOURA’90」(綿谷清志氏寄贈)をご紹介くださり、今昔の風景になぞらえて「新しいものを創り出すには古いものがしっかりと受け継がれていなければならない」というお話をされました。卒業生の我々にとっては意味深いお言葉でした。

 

 

待望の校内見学は本館からスタートです。梶間先生の引率で、高校時代の教室や、毎朝礼拝が行われた講堂、眺望抜群の本館屋上など、懐かしい場所を見せていただきました。

 

 

 

本館屋上より火の山、関門橋、和布刈方面を望む

 

本館屋上より関門海峡を望む 中央に巌流島、右手に彦島、海峡ゆめタワーが見える

 

その後、中学時代の教室があった東館と記念館に行きました。建物はほぼ昔のままですが、中の様子は変わっています。当時より生徒数が少ないため、教室の数が減って特別教室が増えていたし、新しい建物が増築されて、休み時間に遊んだり、歌を歌ったり、おしゃべりをしたりした、思い出の中庭がなくなっていました。今の生徒さんたちは、休み時間をどこで過ごしているのでしょう?

 

特に、本館からも東館からも離れた場所にある記念館は、当時は中学3年生の教室と家庭科室だけしかないという、憧れの場所でした。本館、東館からは地下のトンネルを通って行くのです。そこはまるで小さな独立国のように思えたものでした。その記念館も今は生活館という名前に改められ、美術室、調理実習室、家庭科室などの特別教室棟になっています。余った机がトンネルの中に積まれているのを見て、とても悲しくなりました。

 

そんな中に、私達にも見覚えのあるものをいくつか発見。まだこんなものを使っているんだ! と驚いたり、さすがに、もう処分すれば良いのに! と呆れたり・・・ さすがに135年の伝統ある学校と言えなくもありませんが、私達には懐かしくても、今の生徒さん達にはいかがなものか・・・ と思ってしまいます。

 

再び応接室に戻り、ひと息入れた頃にはすでに12時を大幅にまわっていました。そろそろ母校ともお別れです。

 

 

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高27 時山響子(旧姓 原田)

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