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今年の支部同窓会には中学時代の恩師が出席されるというので、5年ぶりに参加しました。
今回、同期生は少なく、二人だけです。今年の当番幹事は高20を中心とする方たちで、その下は高27の我々と、親戚の方に誘われて参加した高30の方が1名いらしただけという、若手の寂しい会でした。
場所は霞ヶ関ビル33階の「東海大学校友会館」。まずまずの好天に恵まれ、窓外の眺めも上々です。ちなみに私の結婚式はこの上の35階でしたが、当時とはずいぶん景色が変わっています。
皇居越しに水道橋、お茶の水、神田、東京方面をのぞむ
(左)霞ヶ関の合同庁舎、写真中央の一番高いビルが東京駅の「丸ビル」
(右)国会議事堂を見下ろす
いよいよ開会。 支部長の挨拶の後、全員で礼拝を行います。懐かしい「Baiko Chapel Chant」につづいて讃美歌122番(主イエス・キリスト 生涯)を斉唱。あの頃は毎日歌っていたのに、讃美歌なんて何年ぶりでしょう? 聖書朗読に祈祷・・・懐かしいですね・・・
その後総会が開かれ、平成14年度の報告、15年度の計画ともに承認されました。
支部長挨拶 「みど~りも~ふかき~ わか~ばの~さと~」
恒例の講演は、昨年ベストセラーとなった「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」の著者である、梅光学院大学 向山淳子教授による「英語の梅光」というお話です。講演というよりは授業ですね、わざわざ教材のプリントまで用意してくださいました。
「これからは英語とパソコンができなきゃダメよ」とおっしゃる先生はご自分のWebサイトをお持ちで、毎日更新していらっしゃるとか。試しにのぞいてみると、もう同窓会の記事が掲載されています。皆さんがこれをお読みになる頃には別の記事が載っているはずなので、一番下の「いままでのアラカルト」より5月25日の記事を探してみてください。
先生は、下関を離れて久しい同窓生のために、たくさんの故郷や母校の写真を持ってきてくださいました。「これはどこでしょう?わかった方に差し上げましょう・・・」と言いながら、1つ1つ説明してくださるのです。
「はい、ここはどこだかおわかりですか?」
写真がなくなるといよいよ授業のはじまりです。「Aの箱にはネコちゃん、Bの箱にはブルーベリーパイ・・・」 著書のキャラクターを使って繰り広げられるおもしろい授業に、皆さんしばし女学生時代に戻って真剣に耳を傾けています。先生は写真や教材の他に、「答えられた方に差し上げる」景品まで持参されて、会を盛り上げてくださいました。
講演が終わると食事が運ばれ、歓談がはじまります。我々は下っ端の学年なので当番幹事の方々と共に末席のテーブルに座りましたが、周囲の方たちとお話しするうちに、同期生のお姉様が同じテーブルにいらっしゃることが判明。初対面ながらすぐにうちとけておしゃべりに花が咲きます。
同級生のお姉様(左端)と歓談 同期2名
会食後、讃美歌312番(祈祷)を斉唱。「いつくしみ深き友なるイエスは・・・」 この讃美歌は今までに一番多く歌ったのではないでしょうか? 歌詞もかなり覚えています。
峠口学院長より母校の近況報告がありましたが、中学、高校、短大の生徒数が激減していることを聞き、ショックでした。昨今の少子化に加え、不況や他校の男女共学化の影響をもろに受けているようです。大学は3年前に男女共学に踏み切り、また、他に先んじて国際化に対応した教育内容が評価され、学生数も増えつつあるようですが・・・
しかし、いくら梅光の名前が残っても、一番多感な少女時代を過ごしたあの梅光女学院中学校・高等学校が存続しなければ、私たちは母校を失うことになるのです。どうか、そのようなことにならないよう、がんばってください。
峠口学院長より近況報告
当日配布資料より抜粋
– 下関誇り百選「私立梅光女学院」(平成15年1月29日 山口新聞)
– 下関誇り百選「小暮実千代」(平成15年2月1日 山口新聞)
– 大学大変「生き残りをかけて」(平成15年1月6日 読売新聞)
学院長に引き続き、梶間同窓会長より同窓会の近況報告。何でも、梅光の制服を着たリカちゃん人形の携帯ストラップを作ったそうで(写真右)、7月頃から下関大丸の玩具売場で販売するとか。同窓会会場でも販売したかったけれども製造が間に合わなかったため、1個1,200円(送料込)で申込受付をするそうです。配布資料の中には振込用紙も同封されていました。これはぜひゲットしたい!
声も話し方も昔のまま 制服を着たリカちゃんストラップの紹介
最後になつかしい校歌を斉唱。伝統ある女学院の校歌らしく、麗しく格調の高い校歌です。「関門の空高く輝きて~」と歌い出したとたん、丸山町の校舎から毎日眺めた関門海峡の景色が鮮やかに蘇ります。途中は音が高くていつも難儀しますが、そこを過ぎると私の一番好きな、「やがて世に勝たん愛の旗かえる~」のフレーズが出てきます。メロディーは冒頭の再現ですが、冒頭とは違い、勇気や希望がわいてきます。そして最後は、「われらの母校は山の上の城」で締めくくられます。本当に、山の上の小さなお城でした。
梶間先生はクラブの顧問、中学3年の担任、生徒会等々、一番お世話になった先生です。今回の同窓会も、先生がいらっしゃるというので出席したようなものでした。先生も私たちのことをよく覚えていてくださり、話が尽きません。どうやら私たちの学年はとてもユニークだったようで・・・
懐かしい先生方の近況などもお聞きして、やはりそろそろ同期会をやりたいと、あらためて思った次第です。先生とも再会を約束して、その場は解散となりました。
同期生のみなさん、近いうちにぜひ会いましょう!
高27 時山響子(旧姓 原田)