2013年12月26日
大社淑子さん(高02)がこのたび英国の作家 ミューリエル・スパークの作家論/作品論「ミューリエル・スパークを読む」を出版されました。
「薫り立つ文体とエスプリ、
グロテスクなまでの人間模様……。
いま、もっとも再評価が求められている英国の作家、ミューリエル・スパーク。有無を言わせない圧倒的な叙述によってエスカレートする、愛、諧謔、そして暴力。比類ない魅力をたたえたその文学を概観する、必携の作家論/作品論。」(書評より)
出版社:水声社
出版年:2013年11月
コード:ISBN/ISSN 978-4-89176-998-7 C0098
価格 :3200円+税
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大社淑子氏プロフィール
日本の英文学者、早稲田大学名誉教授。
1931年福岡県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程中退。早大法学部教授を経て、2002年定年後名誉教授に就任。
英文学を専攻し、現代の英国女性作家を研究、翻訳。特に米国黒人女性作家のトニ・モリスンの翻訳で知られるが、アイヴィ・コンプトン=バーネットの研究書も出している。
著作一覧
【著書】
- 『トニ・モリスン創造と解放の文学』 平凡社 1996
- 『アイヴィ・コンプトン=バーネットの世界 権力と悪』 ミネルヴァ書房 2005
- 『ドリス・レッシングを読む』 水声社 2011
【共編著】
- 『現代イギリスの女流作家たち』 井内雄四郎共著 評論社 1979
- 『トニ・モリスン』 木内徹共編 日外アソシエーツ 2000(人物書誌大系)
【翻訳】
- E.B.タイラー『文化人類学入門』塩田勉、星野恒彦共訳 太陽社 1973
- H.ランダー『言語と文化』岡野松雄共訳 大修館書店 1977
- アントニイ・バージェス『MF』 早川書房 1978(アントニイ・バージェス選集 8)
- リチャード・スターン『他人の娘たち』 早川書房 1979
- トニ・モリスン『鳥を連れてきた女』 早川書房 1979
- ジョン・ディクスン・カー『火よ燃えろ!』 早川文庫 1980
- アントニイ・バージェス『ビアドのローマの女たち』 サンリオSF文庫 1980
- アントニイ・バージェス『アバ、アバ』 サンリオSF文庫 1980
- ホットハウスの狂影 ミュリエル・スパーク 早川書房 1981
- トニ・モリスン『青い眼がほしい』 朝日新聞社 1981(女たちの同時代 1) のちハヤカワ文庫
- ハイム・ポトク『始まりへの旅』 早川書房 1982
- ドリス・レッシング『生存者の回想』 サンリオ文庫 1984 のち水声社
- フランクリン・D・ルーズヴェルト他『大統領のミステリ』 ハヤカワ文庫 1984
- エティ・ヒレスム『エロスと神と収容所 エティの日記』 朝日選書 1986
- ドリス・レッシング『シカスタ アルゴ座のカノープス』 サンリオ文庫 1986 のち水声社
- バーバラ・W.タックマン『愚行の世界史 トロイアからヴェトナムまで』 朝日新聞社 1987 のち中公文庫
- S.F.X.ディーン『愛と悲しみの探偵』 早川書房 1988(ハヤカワ・ミステリ)
- エティ・ヒレスム『生きることの意味を求めて エティの手紙』 晶文社 1989
- ローレンス・リーマー『イングリッド・バーグマン 時の過ぎゆくまま』 朝日新聞社 1989
- バーバラ・W.タックマン『最初の礼砲 アメリカ独立をめぐる世界戦争』 朝日新聞社 1991
- キャロリン・ハイルブラン『女の書く自伝』 みすず書房 1992
- イーディス・ウォートン『エイジ・オブ・イノセンス 汚れなき情事』 新潮文庫 1993
- メイ・サートン『ミセス・スティーヴンズは人魚の歌を聞く』 みすず書房 1993
- トニ・モリスン『白さと想像力 アメリカ文学の黒人像』 朝日選書 1994
- トニ・モリスン『ジャズ』 早川書房 1994(トニ・モリスン・コレクション)のち文庫
- アーネスティン・シュラント、J.トーマス・ライマー『文学にみる二つの戦後 日本とドイツ』 朝日新聞社 1995
- トニ・モリスン『スーラ』 早川書房 1995(トニ・モリスン・コレクション)のち文庫
- キャロリン・G.ハイルブラン『ハムレットの母親』 みすず書房 1997
- トニ・モリスン『パラダイス』 早川書房 1999(トニ・モリスン・コレクション)のち文庫
- トニ・モリスン『ラヴ』 早川書房 2005(トニ・モリスンコレクション)
- トニ・モリスン『マーシイ』 早川書房、2010
【参考】
- 「大社淑子教授 履歴および研究業績 (大社淑子教授 退職記念号)」『人文論集』2001
(出典:ウィキペディア)
東京支部事務局
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