梅光学院高等学校同窓会
2016年12月09日

「神よ、あの子を守りたまえ」出版のお知らせ

大社淑子さん(高02)がこのたび米国の作家 トニ・モリスンの小説「神よ、あの子を守りたまえ」の訳本( トニ・モリスン コレクション)を出版されました。

 

28144708_1「彼女の名はブライド。
漆黒の肌に白い衣装をまとう
たぐいまれな美女。
仕事でも才覚を評価され、
まったく不満のない恋人がいる。
しかしその完璧な生活は、
突如としてその恋人が
『おまえは、
おれのほしい女じゃない』
と言ったときから崩壊する。
突然去った恋人を追って
車を走らせた彼女が、
思いもよらない旅の果てに
出会うものとは?
ノーベル賞作家が初めて現代を舞台として描いた傷を抱えた子供と
大人たちの物語。」

 

 

トニ・モリスン(Morrison Toni)

1931年、オハイオ州生まれ。現代アメリカを代表する小説家。ハワード大学を卒業後、コーネル大学大学院で文学の修士号を取得した。以降、大手出版社ランダムハウスで編集者として働きながら、小説の執筆を続け、1970年に『青い眼がほしい』でデビュー。1973年には第二長篇『スーラ』で全米図書賞の候補となった。1977年の第三長篇『ソロモンの歌』は全米批評家協会賞、アメリカ芸術院賞に輝き、第五長篇となる1987年の『ビラヴド』(以上すべてハヤカワepi文庫)でピュリッツァー賞を受賞した。1993年にはその多大な文学的功績に対し、アフリカン・アメリカンの女性としては初めてのノーベル文学賞が授与されている

 

 

出版社: 早川書房
出版年: 2016年11月
コード: ISBN 978-4-15-209649-4 (4-15-209649-7)
価格 : 3200円+税
注文 : Hayakawa Onlineamazon楽天市場TSUTAYA onlinee-hon 他

 

 

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大社淑子氏プロフィール

日本の英文学者、早稲田大学名誉教授。okosookoso

1931年福岡県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。早大法学部教授を経て、2002年定年後名誉教授。

英文学を専攻し、現代の英米女性作家を研究、翻訳。特に米国黒人女性作家トニ・モリスンの翻訳で知られるが、アイヴィ・コンプトン=バーネット、ドリス・レッシング、ミューリエル・スパークの研究書も出している。

 

トニ・モリスン関連著書・翻訳書

  • 『トニ・モリスン創造と解放の文学』 平凡社 1996
  • 『トニ・モリスン』 木内徹共編 日外アソシエーツ 2000(人物書誌大系)
  • 『鳥を連れてきた女』 早川書房 1979
  • 『青い眼がほしい』 朝日新聞社 1981
  • 『白さと想像力 アメリカ文学の黒人像』 朝日選書 1994
  • 『ジャズ』(トニ・モリスン・コレクション) 早川書房 1994
  • 『スーラ』(トニ・モリスン・コレクション) 早川書房 1995
  • 『パラダイス』(トニ・モリスン・コレクション) 早川書房 1999
  • 『ラヴ』(トニ・モリスンコレクション) 早川書房 2005
  • 『マーシイ』(トニ・モリスンコレクション) 早川書房 2010
  • 『ホーム』(トニ・モリスンコレクション) 早川書房 2014

 

 

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