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梅光学院同窓会東京支部は、2019年6月15日に総会と懇親会が、お茶の水の東京ガーデンパレスで開催されました。
当番幹事は、高36、短英21、短日20、大英18、大日18ですが、実際に活動ができたのは、短英21の私を含めて3名だけでした。右も左も分からない私達を、東京支部の役員の方々が支えてくださいました。まずは、東京支部の飯沼さんをはじめその他の幹事の方々へ心からお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。
さて、今年のイベントは、“音楽を通じた絆”をテーマに、梅光学院の中学、高校、短大、大学の同窓生で構成する弦楽アンサンブルと、今回のために結成した合唱団(自由参加)で、ミニコンサート“Alis Luminis (光の翼)”を企画いたしました。
残念ながら、合唱の人数が予想していたほど集まらず、合唱アンサンブルという形に編成し直し、第一部は、合唱アンサンブルだけで下関にゆかりがある金子みすゞ作曲の2曲とその他1曲の合計3曲を歌いました。
「わたしとことりとすずと」 金子みすゞ 作詩/中田喜直 作曲(動画)
第二部は、音楽科卒業の演奏家のお二人(竹下花音さん 高65音・福田 愛さん 高66音)によるチェロとピアノのデュオで、若々しい爽やかな演奏に大先輩の皆様も心が浮き立たれたようでした。
第三部は、合唱アンサンブルと弦楽器の共演で、梅光の演奏会でよくご披露されます、モーツァルト作曲 Ave Verum Corups を歌い、最後は、毎年梅光のクリスマス礼拝で歌われるヘンデル作曲「HALLELUJAH」を会場の皆様全員で歌いました。
不思議なもので、「HALLELUJAH」の前奏が流れると、今までテーブルにいらした同窓生の方々が自然とステージに足を運び、ハレルヤの歌詞が口からついてでる様子は、言葉では言い表せない感動と会場の一体感に包まれました。下関からお越しになっていた恩師が涙し、また、下関の地を離れて長くなる大先輩の方々が本当に生き生きと歌ってらっしゃる、そんな様子をみながら、この企画をやってよかったと私は安堵したのと喜びで胸がいっぱいになりました。本当に会場が「音楽を通じて絆ができ、心がOne Heartになった」瞬間でした。
個々人、様々な思いがあるかと思いますが、その思いを少し横において、梅光の精神である、「光の子らしく歩きなさい」という原点に立ち返り、一人一人の心や思いを尊重し、温かい気持ちで相手を思いやり、皆様と共に一つになって歩んでくことの大切さを確認できた同窓会でした。
最近は、想定外の状況が発生して、今まで平凡な日常だったのが、特別な日常に思えます。でも、どんなことがあっても梅光で培った「光の子」としての精神と少しの他人への心配り、そして、日常への感謝を忘れずに、これからも東京支部の方々、そして、母校へサポートさせていただければと考えています。
(2020年4月9日 記)
短英21 西田聖子