梅光学院高等学校同窓会
2016年11月03日

「隣人のゆくえ」 TAMA NEW WAVE にノミネート

146486971267280278179_13319983_1037157849706337_3470447252266074538_n梅光学院を舞台に、中学校高等学校の生徒40人が制作した自主映画「隣人のゆくえ」が、第17回TAMA NEW WAVE コンペティションで、応募114作品の中からノミネート5作品に選ばれました。11月26日(土)に多摩市立関戸公民館ヴィータホールで上映、グランプリ投票が行われます。

 

監督の 柴口 勲 氏は下関市在住の会社員で、数々の自主映画を手掛けています。今回の作品は、下関大空襲直後の市街地の様子を撮影した写真との出会いをきっかけに構想されました。しかし、単なる記録映画ではなく、エンターテイメント作品にしたい。という監督の思いがあり、梅光生の主人公がミュージカル部に通ううちに戦中の下関の歴史を知っていく物語になっています。

 

制作は、応募してきたミュージカル部の部員を中心に、出演、音楽、振り付け、撮影、照明、メークなど全て生徒が主体となって一から手掛け、作中で使用した楽曲は音楽科の生徒が作曲しています。

 

梅光学院生制作の自主映画 若手作家コンペで選出 (山口新聞 2016年11月3日掲載)

 

監督を動かした写真は、憲兵に逮捕される危険を顧みず、記録を残したい一心で一市民である故・上垣内茂夫さんが撮影したものです。後にわかったことですが、出演希望者の中にひ孫の上垣内愛佳さんがいました。このような偶然があるでしょうか。ちなみに、愛佳さんのお母様もおばあ様も梅光のご出身だそうです。

 

147702496731516969179_20161017-oyt8i50072-n上垣内茂夫さんが決死の覚悟で撮影した空襲後の下関市中心街
読売新聞(YOMIURI ONLINE)より

 

焦土切り取る 市民の目 (読売新聞 YOMIURI ONLINE 2016年10月17日掲載)

 

 

【上映スケジュール(東京)】

日本芸術センター第8回映像グランプリ一般公開審査

日時:11月6日(日)13:00~
場所:東京芸術センター2F ブルースタジオ

 

第3回新人監督映画祭

日時:11月6日(日)15:30~
場所:ユナイテッド・シネマ豊洲

 

第17回TAMA NEW WAVEコンペティション

日時:11月26日(土)12:15~
場所:関戸公民館ヴィータホール

 

 

【柴口 勲 監督からのメッセージ】

TAMA映画フォーラムは地域最大級の映画祭ともされ「TAMA映画賞」はこれまで妻夫木聡、綾野剛、松田龍平、神木隆之介、大泉洋、役所広司、綾瀬はるか、広瀬すず、宮崎あおい、二階堂ふみ、真木よう子、能年玲奈さんなどが受賞者です。

 

本作は梅光でのワークショップから生まれ、出演者は勿論、スタッフに至るまで全てが梅光の在校生(または関係者)で作られました。純血でない者は監督(私)だけです。物語も梅光の歴史と精神を汲んだものであり、まさに梅光映画となっています。今夏の145周年記念式典で上映された際は、在校生から80代の同窓会生、そして先生方まで涙を流され祝福してくれました。

 

私の願いとしては、いや私たちの願いとしては、ぜひ東京で上映されるこの機会に同窓会の皆様に観て頂きたいと思っています。特に皆様の為に作った訳ではありませんが、この映画をもっとも届けなければならない方が同窓会の皆様であることは疑いようのないことだからです。

 

『隣人のゆくえ』梅光開学145年上映を終えて(上巻)
『隣人のゆくえ』梅光開学145年上映を終えて(下巻)

 

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「隣人のゆくえ」-予告編- (Youtube動画)

 

 

 

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